作田将希

作田 将希(OB)

坂戸西高校出身
2019年 経済学部経済学科卒業
東日本旅客鉄道株式会社勤務

まさかの創価大学入学で、箱根を目指す

──大学入学の経緯を教えてください。

中学校から陸上競技を始め、高校では関東選手権で3000m障害2位の成績を残しましたが、大学で陸上競技をするレベルでないと考えていました。2014年、高校3年の春に瀬上監督とお会いし、創価大学の駅伝部の構想を熱く語る姿に気持ちが動き、創価大学ならやっていけるかも知れないと考え、進学を決意しました。その年の予選会で箱根駅伝出場を決めたときは、逆に「自分で大丈夫だろうか」という不安がよぎったのも事実です。それでも家族や地域の皆さまに喜んでいただき、お正月は箱根に出かけ、声援を送りました。

──20154月に大学入学して、生活面が大きく変わりましたか。

駅伝部の寮に入って、食事時間や門限、就寝時間が決められた生活をすることで競技のレベルがアップしました。指標になる5000mのタイムは、高校時代は1510秒台でしたが、入学直後の5月の競技会で15分ちょうどというタイムが出ました。生活環境を整えるだけで、これだけ上げることができるのだと感じました。

──寮の一日のスケジュールを教えてください。

基本的に520分に起床して、6時から朝練習、730分朝食、清掃、9時から授業に出て、450分頃からポイント練習やフリージョグをこなします。入浴等を済ませ630分夕食、その後はフリーで課題をこなしたり趣味の時間に当てたりした後、10時に就寝します。

土曜日は午前中にポイント練習、全体練習を済ませると、その後は夕食までフリー。日曜日は自主練となり自由に過ごしています。

──寮生活の楽しみはどんなことですか。

夕食後の自由時間に、同期や仲のいい先輩後輩と身体のケアをし合ったり、ストレッチをするのですが、息抜きがてらテレビを観たり、話をするという何気ない時間が楽しいですね。

挑戦し続けた4年間、すべてに感謝

──2017年の駅伝に出場しましたが、このとき作田さんは2年生ですね。

2年生になって、私は関東インカレの3000m障害決勝で準優秀、留学生のムイルは50002位、セルナルド裕慈さんも2種目優勝して、チームに勢いがついていました。しかし、そのあとの全日本予選会は十分行けると予想していたのですが、ムイルの体調が急変して失格という事態になりました。大きなダメージがあったものの、そこから奮起して「ムイルだけに頼ってはいけない、強いチームをつくろう」と夏合宿を越え、10月の箱根の駅伝の予選会を迎えたのです。メンバーで何度もミーティングを重ねて準備万端。各学年にエース格がいて万全な状態で挑んだ予選会でした。その結果、下馬評を覆して3位で通過することができました。

──勢いに乗って本選を迎えたわけですね。

そこでヒートアップし過ぎたところがあり、本選まで故障者や体調不良になるものが出て、チーム内がバタバタした状態で本選を迎えました。それでも往路を走ったメンバーが力を出して9位でゴール。私は元々8区を想定して練習を重ねていましたが12月半ばに6区の山下りに急遽変更。不安を残しつつ走ったのですが、準備不足が響き、満足できる走りができませんでした。最終的に12位で、それからしばらくは膝を痛め、個人的には苦い経験として残りましたが、その後はゆっくり調整に励みました。

──学生時代をあらためて振り返ると、どんな4年間でしたか。

常に挑戦し続けた4年間でした。高校時代の実力を考えれば、箱根駅伝は難しかったにも関わらず走ることができ、その経験は大きな糧になっています。また、この4年間、箱根を目指す選手たちと一緒に成長させてもらえたこと、そして卒業後もジェイアール東日本のランニングチームで走らせてもらうチャンスをいただけたことに感謝しています。

実業団チームでも走り続け、世界を目指したい

──学業面はいかがでしたか。

学業と陸上の両立あっての駅伝部と考えていたので、学業もおろそかにならないよう頑張ってきたつもりです。授業をサボって単位を落とすのは論外ですから、苦手な科目ほど授業に出て勉強するようにしていました。

──駅伝部内はどんな雰囲気ですか。

同期はもちろん仲がいいですし、先輩後輩も和気藹々でにぎやかです。私が1年の頃は4年生の先輩の部屋に遊びに行かせてもらいましたが、ほかの大学ではあまりそういうことはないと聞いてびっくりしたくらいです。瀬上監督は「第二のお父さん」で、困ったことがあれば相談に乗ってもらい、監督からも「心配なことはないか?」「大丈夫か?」と声をかけていただける温かい人です。

──尊敬する先輩は?

2年先輩のセルナルド裕慈さんです。とても前向きで、選手としても人間としてもメンバーを引っ張っていける存在で、この人についていけば間違いないと思わせるような人間性がありました。練習をこなしトップクラスの成績を出しながら、学業にも力を入れ、公務員試験に向けて取り組んでいた姿を見ているので、心から尊敬できました。

──後輩たちにメッセージを

大学で陸上をやるなら、自分の可能性の限界を決めず、いつまでも挑戦の気持ちを忘れないで欲しい。実力も人間性もさまざまなチームメイトと一緒に成長することができるので、その醍醐味を感じて欲しいですね。この春、新監督を迎えて大きく変化しようという時期に、チームにいることは大きなチャンスだと思います。

──今後の目標は?

実業団では、続けられる限り陸上をやっていきたいし、実業団チームとしてニューイヤー駅伝という大きな目標があるので、そのメンバーに選ばれてチームに貢献できるような走りをしたい。そしてオリンピック、世界陸上などの世界レベルの大会に出場できる選手を目指していきたいと思います。

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