大山憲明

大山 憲明(OB)

福岡県・大牟田高等学校卒業
2018年 文学部人間学科卒業
コニカミノルタ株式会社勤務

1年生で箱根駅伝初出場
チームで挑戦する楽しさを経験

──創価大学進学の経緯を教えてください。

私は熊本県出身で、高校は福岡の大牟田高校に進みました。当時、大牟田高校は全国高校駅伝に連続28年出場、優勝経験5回の実績を持つ高校です。寮生活をしながら、それまで経験したこともない厳しい練習を繰り返し、入学後の6月には、インターハイ3000m障害に出場し、歴代一位の記録を出せるようになりました。その頃から創価大学の瀬上監督から声をかけていただきました。当時、創価大学は箱根駅伝には出場していませんでしたが、監督のお話しをするなかで、創価大学で箱根を目指そうと気持ちを決めました。

──1年目に箱根駅伝に出場していますね。

当時、3年生の山口修平キャプテンがメンバーの生活面から見直そうとテコ入れをしていた時期で、メンバーの気持ちがしっかり箱根に向かっていました。1年生の予選会では20kmの距離を走ることが初めてだったので、不安はあったものの、集団走で先輩に引っ張っていただき、10位という結果を出すことができました。まさか1年目で駅伝に出られるとは思わなかったので、大感激でした。それ以降は本選に向けて、一区を走りたいという気持ちで練習に臨みました。結果的には4区を走りましたが、一区を走るプレッシャーを自分にかけながら練習をしてきたので、その重圧から解放されて気持ちがラクになり、伸び伸び走ることができました。

──初めての駅伝の印象は?

1年目で出場できたこと、そして、チームで挑戦できたことが何よりの思い出です。自分が走った区間だけではなく、走り終わって電車を乗り継いで応援に回るなど、トータルで箱根駅伝を楽しむことができました。同時に、僕は区間10位だったのですが、4区では、同じ1年生が区間賞を取りました。それが悔しくて、それからはジョグの距離を増やして練習するようになりました。

喜びと悔しさの4年間
キャプテンとして人間的にも成長

──2年後の2017年にも箱根を走っていますね。

はい、二度目の駅伝では一区を走りました。やはり緊張感は高かったのですが、往路のメンバーが追い上げて往路を9位でゴールし、シード圏内に入りました。最終的には12位だったのですが「こんなに闘えるんだ」という満足感がありました。予選会を3位で通過したので、予想通りの結果でした。

──振り返ると、どんな学生時代でしたか?

1年目に駅伝出場の喜びを味わいましたが、2年目は駅伝を逃した悔しさと、お世話になった先輩たちを箱根に連れて行けず、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。3年目の駅伝ではシード権を争うチームに成長できた一方、4年目は不甲斐なく逃すという経験しました。1年、2年生の頃は自分のことだけを考えていましたが、3年生で副キャプテン、4年でキャプテンという立場をいただきました。周囲に気配りをしながら、監督やコーチの思いを受け止め、メンバーに発信していくよう心がけることで、人として成長できたかなと感じています。

──4年間で、いちばんうれしかったことはなんですか。

創価大学の駅伝部にいて感じるのは、どこよりも素晴らしい環境のなかで競技ができているということです。2015年の箱根駅伝出場のあとに、陸上競技場の周囲にクロスカントリーコースができ、寮のなかにジムが完備されました。そんな願ってもない環境に心から感謝しています。同時に全国の多くの人に応援をいただきました。勝った時も負けた時も、ねぎらいや励ましの言葉をかけてくださり、本当に有難いと感じています。

──陸上以外の楽しみはなんですか。

練習がない日曜日にサッカーや野球をしたり、もしくは寝られるだけ寝て、気分転換をしていました。朝練が終わって朝食を済ませ、1限の授業がない選手たちが寮のラウンジに集まって、テレビを観たりストレッチをし合ったりする、何気ない時間も好きでした。

最高の環境に感謝し、

その思いをレースで表現してほしい

 ──大学卒業後の進路は、どのように考えていましたか。

1年生と2年生の時にコニカミノルタの合宿に参加したのですが、いずれもケガをして思うように練習ができませんでした。その際、監督からなぜケガをするのか、ケガをしないためにどういう練習が必要かをきめ細かく教えていただきました。ひとりの学生にこんなに一生懸命になってくださることに感激しました。また、監督が大牟田高校の出身で僕の先輩に当たるあることにも親近感を覚え、卒業後はコニカミノルタの陸上競技部でやっていきたいという気持ちが固まりました。

──実業団と学生時代との違いはなんですか。

学生時代は与えられたメニュー通りに練習をしていましたが、実業団は自分で考える機会が多く、自分の目標のレースに向けてどんな取り組み、どんな練習をしていくかの全てを考えなければいけません。14人のメンバーは強い選手ばかりで、僕はチームメートに食らいついていくというのが率直なところです。そのなかで這い上がって実力をつけ、2020年、3000m障害出場が目下の目標です。

──ふだんはどんなお仕事をしていますか。

現在、8時半から14時まで勤務をして、そのあとに練習をしています。仕事はIOT関連の部署で、ランナー支援サービスのアプリ開発に携わり、陸上の知識を活かしながら仕事をさせてもらっています。

──創価大学駅伝部の後輩たちにメッセージをお願いします。

競技ができること、学生生活が送れることは周囲の支えがあればこそです。その感謝の気持ちをぜひレースで表してください。いまの駅伝部は新入生も強いメンバーが入り、4年生は力のある選手が揃っています。今年は必ず箱根に行けると思いますので、全力で頑張ってください。

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